第10回:暗記について
過去の記事でも暗記の重要性に関しては、繰り返しお伝えしたかと考えますが、今回はその具体的な内容について少し触れてみたいと考えます。
どうやって暗記していくのかとのことですが、基本的に中学受験から大学受験までの間では、普通にすれば問題ないです。
何を言っているのかわからないと思われるかもしれませんが、子供の暗記能力は大人とは比べものになりません。そういった意味で普通にすればどんどん暗記できます。
私自身でいけば、暗記そのものの能力+やる気+ちょっとしたコツがピークだったのが中学3年生でした。
当時は漢文の白文(レ点など一切ふってないやつですね)を渡されて、自分でレ点ふった上で、書き下し文まできちんと書くことまでできていました。
中学受験の時点では、能力自体は高かったのでしょうが、やる気が不十分だったと思います。
それぞれについて解説していきます。
やる気に関しては、文字通りのやる気です。
正直、1回で暗記できるかといえば無理です。繰り返し繰り返しやることが大切です。
では、何回繰り返せばいいのかと言えば、覚えるまでです。
これを中学受験時代の自分は覚悟が足りなかったため、十二分にできなかったのを覚えています。
聖光に入学してからは、ここの覚悟のパラメーターが向上したため、確実に覚えられるまで繰り返すことができて成績向上につながったんだと考えます。
ちょっとしたコツに関しては、大きく2つあると考えます。
1つ目としては、繰り返しやすい方法を確立することだと思います。
蛍光ペンで線を引いたりなどありますが、最終的には緑のチェックペン+赤シートまたはオレンジのペン+赤シートが最強だと考えます。
2つ目としては、見て書いて読んで覚える、いわゆる五感をフルに活用しながら、覚えるやり方ですね。
上記の赤シートを使いながら、チラシの裏でも構いませんが、何度も書く。時として発音するこれが王道ですね。
3つ目としては、語呂などの活用です。
日曜テスト生になって初めて驚いて関心したのがこれです。
日本の小麦の輸入先トップ3はアメリカ・カナダ・オーストラリアなのですが、これを『アカをスリスリ』と覚えましょうと言われたときの衝撃、今でも忘れていません。
全く小麦と関係ないのにすぐに覚えました。今でも思い出せるくらいですしね。
中学受験生ならばこの程度の語呂でも十分ですね。
大学受験生、特に男子ならば、ちょっとエッチな語呂に限ります。
元素表の縦の覚え方、
2族:Be Mg Ca Sr Ba Ra(ベッドに潜れば、彼女のスリップバラ色だ)
17族:F Cl Br I At(ふっくらブラウス、私(I)がアタック)
こんな感じなやつですね。
これを応用していた某東進の古典の先生がそういうので逮捕された時には世の無常を感じましたけどね・・・(書籍に罪はないんです。)
この辺りの手法を使いながら、しつこく何度も何度も繰り返して覚えていきましょう。