第24回:四字熟語について
前回、ことわざについて話しました。
もっとお堅いのが四字熟語です。
特に漢文や古典由来のものは苦手な人もいるかと考えます。
ですが、ここはゲームや漫画好きの男の子心をくすぐって攻略していくとよいかと考えます。
たとえば、大人気漫画のキングダムは中国の戦国時代をテーマにしていますが、そこから生まれたものとして有名なのは鶏口牛後ですね。
主人公の属する秦は後々、中華を統一するわけですが、一筋縄でいかないのはご存知かと考えます。
しかし、大国である秦に属した方がよいのではないかという考えを持った人たちもいるわけです。
それに対して蘇秦が言ったのが鶏口牛後です。
秦の軍門(牛後)に降るのではなく、六国のトップ(鶏口)にいた方がよいのではないかと。
ここから合従による地獄の戦いの火蓋がきって落とされるわけです。
ここまで、内容を理解して覚えられれば、完璧ですが、キングダムに関連しているということだけで少しテンションが上がりますね。
で、私の実例についても語っていきます。
私がゲーム好きなのは、ちょいちょい話していますね。
で、当時ハマっていたゲームでFF7というのがあります。
昨今、リメイクされてプレイされた方もいるかと考えます。
その中でユフィというキャラがいます。
このキャラの必殺技がまさに四字熟語なんですね
これ、男の子心をめちゃくちゃくすぐりませんか?
この漢字のカッコよさ。厨2心をくすぐりますね。
で、この中では、抜山蓋世が今回のお話です。
当時はあまり意味がよく分かっていませんでしたが、後々、授業で項羽と劉邦を習うわけです。
司馬遼太郎の名作としてご存じの方も多いですね。
もちろん、これも読みましたが、ゲームも名作でした。
有名なのでは、鴻門の会や背水の陣、四面楚歌などもありますね。
で、今回の抜山蓋世は、項羽が四面楚歌の状態で最期の戦いをする際に垓下の歌で出てくるんですね。
力は山を抜き、気は世を蓋う
ってやつですね。
当時の私は電撃のようなものを受けましたね。
これか!!って。
こんな感じでゲームも記憶を形成する上で結構大事っていうお話でした。