第9回:聖光愛について
中学受験時代は第一志望は栄光、第二志望は聖光でした。
実際、栄光に落ちて聖光に受かったわけですが、進学してからは聖光愛は非常に強かったと考えます。
その一例としては、医学部に進学してから、聖光会といって聖光のOBで集まり飲み会を年1ではしていました。飲み会の〆はみんなで校歌を歌うのが慣習でした。
大学の校歌は歌えないのに聖光のは今でも歌えます。
医者になっても聖光の話題は尽きません。
聖光OBというだけで、○○先生の後輩なんだね?とかいう会話はしょっちゅうあります。
最近ではFacebookにも聖光医師会があるくらいですし。
当時の校長先生は工藤先生ではなく、トマス先生でした。
他のブラザー達との思い出もたくさんあります。
アガペーとは違った愛が今でも根強くあります。
いつの日か聖光へ何らかの形で貢献したいなと密かに思っていたりします。
第8回:時間との勝負 ~センター試験の数Ⅱ・Bから考える~
中学受験にしろ、大学受験にしろ、基本的に試験は時間との勝負です。
最短の時間で解法を思いつき、ミスのないように計算して答えを導く。
秒殺ではなく、文字通り、瞬殺する必要があります。
そのためにはあらゆる解法を暗記し、引き出しを整理しておく必要があります。
これはつるかめ算、これは旅人算、これは時計算などといったように瞬時に見分けて公式を当てはめるわけです。
その際に純粋に公式に当てはまらないようなちょっとした罠に気を付ける必要があるわけです。
私自身が、公式を暗記して瞬間的に当てはめる方法も大切さに気が付いたのは、センター試験の数Ⅱ・Bを勉強している時でした。
センター試験の数Ⅱ・Bは医学部を受験するような方ならば、時間をかければ100点が取れるような内容となっています。
しかし、時間内に取るのは案外難しいです。
その際に、必勝マニュアルに出会いました。
これは、本当に裏技といえるような公式が乗っており、当てはめるだけで、ものすごく時短になりました。
その時、やはり、暗記の力ってすごいなと実感しました。
暗記の上に少しの応用力が受験を成功に導くものだと考えます。
第7回:テイが大切 ~いもむし算~
前回、つるかめ算についてまとめたかと考えます。
簡単にいうと中学校以降に習う内容を小学生にさせるために、○○算という名前を付けているということです。
要するにテイが大切なのです。
私が日曜テスト生として通い始めて直後の話です。
試験後の解説授業でいもむし算なるものを学びました。
簡単に言えば、ただの等差数列です。
3, 7, 11, 15, 19…の前から20番目の数を求めないといったものです。
初項(初めの数)3、公差(差)4の等差数列の20番目の数ですので、
3+4×(20-1)=79となるわけですね。
これを当時の先生は節のたくさんある芋虫に見立てて、
頭を初項にして、節の部分を公差として
頭3+節4×(20-1)=79と解説していました。
小学生ながら、これはすごくわかりやすい説明だ!とびっくりしたのを覚えています。
今振り返ると芋虫云々の話はほとんど意味ないんですがね(笑)
繰り返しになりますが、中学受験は、今後、中学や高校で習うはずのことを体裁を整えて小学生に解かせるということなのです。
これは、中学に合格した後も同じです。
聖光もそうですが、基本的に常に先取り学習を行っていきます。
最低でも高校2年生までで高校3年生までの内容を十分に理解して(この時点でも大学受験に合格できるようにして)、高校3年生を完全に受験対策に充てるといった感じです。
現役なのに1浪生的な感じですね。
実際に私自身も、高校2年生で高校3年生向けの模試を受けましたが、なんの遜色もありませんでした。
テイが大切な理由がわかりますね。
第6回:つるかめ算について
中学受験に関してよく聞く話として中学受験の解き方は特殊だということです。
特に算数の○○算などが最たる例としてよく指摘されているかと考えます。
本当に特殊なのでしょうか?
名前を聞いたことがる人も多いつるかめ算を例に考えていきましょう。
つるかめ算は、鶴は足が2本、亀は足が4本あることから始まります。
これにさすがに異論はありませんね(笑)
合計で10匹いて、足の数が32本あるとき、鶴と亀は何匹ずついますかといった問題です。
つるかめ算の考え方としては10匹全部が亀と仮定すると足は4×10=40本あります。
実際は、32本しかないので差分は8本です。
亀ではなくて鶴とすると1匹で2本分、足に差が生まれます。
8÷2=4で差が生まれた鶴が4匹、亀は残りの6匹ということになります。
これは特殊な考え方でしょうか?
数学的に考えると鶴がX匹、亀がY匹いるとして
①X+Y=10
②2X+4Y=32
の連立方程式ですね。
これを解く場合①の両辺を4倍して4X+4Y=40として
②を引いて2X=8⇒X=4となるわけですね。
これ、さっきのつるかめ算のままです。
つまり、中学受験の算数は特殊でもなんでもなくて普通の解法にすぎません。
普通の解法をいかにわかりやすくするかの手段にすぎません。
これに関しては、私自身は大学受験勉強の際に内積ではなく、外積を用いて解法した際に、ぼんやりと気が付きました(遅すぎ!!)。
回りくどくなりましたが、○○算と親が身構える必要はなく、普通にやればいいのです。
そもそも、解法も含めて暗記してしまえばいいのですから。
つるかめ算なんか怖くないです。
第5回:日曜テスト生でも遜色なく戦えた理由とは!
前回、日曜テスト生でも遜色なく、受験に臨めたことについて触れました。
何故でしょうか?
理由は簡単です、中学受験は基本的に暗記が7-8割だからです。
こんなことを書くと発想力や論理力とかが必要だと言われそうですが、私は違うと考えます。
この暗記していく力こそが医学部受験や医学部での進学でも基本の力となっていくと考えます。
公式は基本的に暗記するに限ります。
2で母校である聖光がモデルとなったドラゴン桜も基本的には同じことが言われていると考えます。
確かに公式などを導ければ、それが正攻法ですが、中学受験はそこまでする必要はないと考えます。
算数・国語・理科・社会いずれも暗記で攻略しきれると考えます
だからこそ、塾に通わなくても戦えるのです。
その暗記の仕方のコツなどのノウハウを塾は持っていたりするわけです。
暗記なんかできないと思われるかもしれませんが、小学生の記憶力は大人の何十倍何百倍もいいので、覚えられない理由はありません。
暗記が合格への近道です。
第4回:日曜テスト生になる前について
前回、日曜テスト生になるまでの経緯を書いたかと考えます。
その前までの自分について振り返ってみます。
幼少期に特別な習い事などはしておらず、習字教室や水泳教室などに通ってはいました。
教育熱心な母親でしたので、公文から出版されてるドリルをやったり、小学校のテスト対策の問題集などは、いろいろとやった気がしますが、いかんせん、小学生だったので、詳細までは覚えていません。
1日に何時間もやっていたわけではなく、友人と野球したり、ゲームしたりなど、のんびりしていたようにも思いました。
ただ、前述の通り、しっかりと課題は与えられ、きちんとこなしていたのは事実かと考えます。
いわゆる反抗期の少ない、そんな子供だったと思います。
そんなバックグラウンドが日曜テスト生でも、他の生徒のみんなとも劣ることなく、戦えたのかなと考えます。
第3回:中学受験のきっかけてについて
中学受験のきっかけに関してですが、これは完全に親によるものだと考えます。
中学受験は一般的に小学校4~5年から塾に通うのが一般的だと考えます。
10歳前後の子供が将来まで見据えて中学受験をしようと思うことは、まず皆無だと考えます。
ですので、基本的に何らかの形で親が誘導してレールを敷いてあげる以外はないかと考えます。
私に関しては、父親が医学部に行きたかったとのことでしたが、夢叶わず。
そんな夢を子供にと+将来食べるのに困らない仕事に就かせたかったとのことでした。
もちろん、その頃の自分は、そんなことは知る由もありませんでした。
ですので、よくわからないうちに、四谷大塚の日曜テストを受けていました。
もちろん、その前段階に両親、特に母親が丁寧に勉強をみていてくれたのが大前提にあります。
いわゆる平日教室は通わずに、母親などと予習シリーズを勉強しながら、週末にテストを受ける。
テスト自体は悪くなく、一番いい時で塾内の上位100番までのC1組までいました。
中学受験のきっかけはその程度でした。