第16回:そろばん、公文式について
前回、社会科の話をすると書いておいて表題の通りとなっております。
本日、妻のブログで割合や消費税の計算問題が取り上げられました。
この問題に際して上記の話がでてきました。
妻はそろばんを習っていたとのことでしたが、私は両方とも習っておりませんでした。
中学受験にしろ大学受験にしろ、算数・数学の根幹は計算力にあると考えます。
いかに優れた思考力や発想力があっても単純な計算ミスしてしまえば、元も子もありません。
砂上の楼閣みたいなものです。
その基本的な計算力はどこで養うのかという問題です。
作業としては非常に地味で、筋トレや素振りに近いものです。
スポーツの場合、素振りが今一つだと実践では歯が立たないところの騒ぎではないと思います。
ですので、優秀な指導者に教えていただくのが一番よいかと考えます。
しかし、計算力に関しては、違うものだと考えています。
基本的には1ケタの四則演算ができれば、問題ないわけです。
これをベースに2ケタのができれば、あとは何ケタの計算でも時間さえあれば無限にできるわけです。
ですので、2ケタまでの計算を自宅でもどこでも構わないので、延々とやり続けて身体に叩き込めばいいのです。
もちろん、スピードの問題が・・・とか言われそうですが、基本的には計算ミスのロスに比べれば大した時間ではありません。
間違えないで正確にやることです。
極論からいえば、指を使って計算しても問題ないのです。
ただ、先ほども述べたように非常に地味な作業です。
遊びたい盛りの小学生たちに、これを自宅でさせるのは、なかなかハードルの高いことかと考えますので、習い事といった形でモチベーションをあげ、少し強制する必要があるのかと考えます。
私はそろばん脳を持っていないので、そろばん脳の方がどのようなプロセスで計算しているのか詳細はわかりません。
友人に超優秀でMENSAの会員でそろばん段を保有している人がいるので、極めるととんでもないのは認識しておりますが。
地味でもいいので、愚直に計算する能力、中学受験の算数の根幹として大切だと考えます。
大学受験でも、繰り上がり・繰り下がりに指を使っていた医師がいうので間違いないかと考えます。
第15回:社会に関して
センター試験で世界史選択でいい感じに点数をゲットできた話はしたかと考えますが、中学受験生のころは社会は結構苦手でした。
現在は、暗記暗記と言っているわりに当時は覚悟が足りず、十二分に暗記できずに日曜テストに臨むこともしばしばでした。
日本史、世界史、地理、政治経済、倫理、現代社会と分かれていくわけですが、特に公民のジャンルなどは当時は壊滅的でした。
衆議院と参議院なんかはしばしば問われるし、違いなどは綺麗な図表にまとまっているので、覚えるだけなのに実感がわかずに断念していました。
では、地理とかは完璧だったのかと言えば、島根と鳥取をしばしば間違えたり、松江と松島が区別できなかったりと結構散々でした。
歴史に関しては、当時から何となく好きで、そこそこといった感じでした。
もちろん範囲も広いので、大変ではありますが、今となって振り返れば、ある意味点数として確保しやすいのかなと思いますので、次回以降に少し検討してみようと考えます。
第14回:サマルトリアの王子?ピエール?
前回ゲームのお話をしたので、それに関した医学部向きの人に関する話をします。
表題にあるサマルトリアの王子をご存知でしょうか?
物理攻撃と魔法を使いこなす器用なキャラの設定ですが、ファミコン版では典型的な器用貧乏でした。
あまりにも酷い扱いであったため、後のリメイクでは改善したとのことですが、私は未プレイです(笑)
勝手なイメージですければ、理系や物理攻撃型、文系は魔法型のイメージがある人も少なくないでしょうか。
それでいくとドラクエⅡの主人公はバリバリの理系、ムーンブルグの王女はバリバリの文系。サマルトリアはといいますと、これが医学部生なのです。
ドラクエ6以降だと魔法戦士が該当しますが、やや魔法使いよりです。
具体的には得意科目は英語や化学。
数学もできるけれど、東大理Ⅰなどを目指している受験生に比べるとやや突き抜けていない感じですね。
サマルトリアの王子の話からわかるように一歩間違えると器用貧乏になってしまうタイプですね。
そんなネガティブなイメージを払拭するために医学部生はピエールタイプが向くと、ここで定義します。
ピエールはドラゴンクエストⅤにでてくるスライムナイトというキャラです。
比較的序盤に仲間になり、物理攻撃、守備、魔法攻撃、回復、文字通り走攻守のいずれにも長けてラスボスまで頼りになる仲間です。
医学部受験生は是非ピエールを目指してください!
第13回:ゲームについて
ゲームが嫌いな子供はあまりいないと思います。
ゲームの時間と勉強の時間の両立は受験にとって最大の課題なのかもしれません。
一方的にゲームを禁止するのは個人的には意味ないと考えます。
もちろんその一方でゲームをずっとして勉強時間がおろそかになるもの本末転倒です。
私自身もドラクエやFFはすごくはまってプレイしておりました。
ゲームの受験に対してのメリットをいくつか紹介します。
まずはゲームは大人がいろいろと考えて作成しているとのことです。
そこまで気を配りながらプレイすることはないと考えますが、細かいところまでプレイすると大人ならでなの要素が混じっているので、さりげなく学ぶことがあると思います。
次に用語に関してです。
ゲームの用語は全く意味のないは少ないです。
英語単語であったり、さまざまな場所から引用されていることもあります。
知らぬまに覚えているケースも少なくないです。
また、ゴロの作成に役に立つということです。
ゴロの作成に関しては、結局は自分の好きな単語で作成するのに限ります。
ですので、キャラの名前などを使用したゴロなどは有用です。
個人的には上記のRPGに加えて光栄さんのゲームをやり込んでいました。
信長の野望からスタートして三国志、三國無双などは非常にやりました。
戦国時代、漢~三国志時代に関しての日本史、世界史、古文、漢文などにものすごく興味を持つことができました。
極め付けは大航海時代というゲームです。
特に好きなのは、大航海時代Ⅱというゲームでした。
大航海時代Ⅱはポルトガル、イスパニア、オスマン、イギリス、オランダ、イタリア出身の主人公になり、世界中を航海しながら、進めるゲームです。
私の世界史の原点であり、センター試験で世界史を選択したきっかけとなりました。
世界史は三大文明から始めると苦痛ですが、このルネサンスや大航海時代から始めるとかなりいいと思います。
個人的には一番面白い時代です。
結果はセンター試験で世界史96/100であったのが物語っているかと考えます。
本題に戻りますが、ゲームを完全に否定するのではなく、仲良く付き合っていきましょう。
第12回:点数や偏差値について
試験を受けると点数が必ずでます。
合格点が決まっていれば、合格なのか不合格なのか。
他の人と比較して点数が上なのか下なのか。
偏差値はいくつなのか。
この点数や偏差値は、過度に気にしすぎるのはよくないですが、やはり気にすべき内容です。
中学受験生の男子は基本的にゲームが好きなことが多いです。
もちろん私も好きでした。
そして勝負事も嫌いではないので、誰々に勝ったとか負けたとか一喜一憂することもあるでしょう。
このような点数を確認して分析することが受験では大切だと考えます。
医療の現場では、血液検査を行うことがあります。
あれは何故するのでしょうか?
身体診察はもちろん基本中の基本です。
しかし、いかにプロだとしても完全な客観視できずに主観が混じります。
また、痛みや重症度に関しては、客観視するのは難しいのです。
痛みに関しては10段階評価でいくつくらいですか?VASといった痛みのスケールもありますが、やはり不確実なところもあります。
健診などで身近な病気である高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などで考えてみるとわかりやすいかと考えます。
高血圧症は血圧計が安価でどこでも手に入るようになり、診療がしやすくなった病気の1つです。自宅での血圧測定してきていただき、グラフ化することで血圧治療が上手くいっているかどうか一目でわかるようになりました。
脂質異常症と糖尿病に関しては、血液検査をすることで具体的によくなっているのか、変わらないのか、悪くなっているのかすぐにわかります。これにより薬の調節などを行っていきます。
感染症に関してもCRPという数値を参考にすることで病気の勢いがわかります。
数値化して客観視することが大切なのです。
点数を確認することで、得意なところ、苦手なところを確認しましょう。
得意なところは伸ばせばよいですし、苦手なところは少しずつ克服しましょう。
後者の方が点数UP効果は期待できます。
理想はバランスよいのが一番です。これは、医療でも同じです。
あとは目標である学校の偏差値を一つの指標として邁進することが大切です。
第11回:【4月からの研修医必見】医師となってからの暗記について
前回、暗記に関しての記事を書いたのですが、医師としての暗記についても触れてみよかと考えます。
皆さんが思われる医師像はどのようなものかわかりませんが、病気・薬の知識に関しては豊富といったものではないでしょうか。
病気の知識などに関しては、医学部時代に少しずつ学び、国家試験で詰め込むといった感じです。
その後、研修医となり、実際の患者様の診察などに際して、より専門的な知識を得ていくといった感じになります。
これに対して薬の知識は医学生はほぼゼロといって過言ではないのです。
試験では、カルシウム拮抗薬を使いますとか、β刺激の吸入薬を使いますとか程度なのです。
これは、イメージとしては、私はペットとして哺乳類を飼っていますというレベルなんです。犬なの?猫なの?犬ならば柴犬なの?ゴールデンレトリバーなの?そういった時限なのです。
で、ここからどのように薬を覚えていくかなのですが、実地訓練で叩き込まれるんです。
看護師さんに、『先生、この患者さんなんですが、便が全くでてなくて困っています。便秘薬だしておいてもらえます?』と言われて、『はい、う、上の先生に確認します汗』なんてやりとりですね。
で、指導医の先生に相談して『便秘?先生の好きな薬、適当に出しておいていいよ』なんて軽く言われていまうわけです。
で、困って焦っているとベテランの看護師さんなどに『先生、センノシド12mg2カプセル寝る前とレシカルボン坐薬1個出しておいて』なんか言われて救われるパターンですね。
10数年前の4月の私ですね。
医者は案外こんな感じです。
薬に関しては一般的な国語辞典程の厚さの本がよく置いてありますが、そのうち、実際に使うのはそこまで多くないです。
この本には化石みたいな薬ものっていますしね笑
最初は叩きあげでスタートして、そこから余力がでてきて自分で学ぶそんな感じですね。
第10回:暗記について
過去の記事でも暗記の重要性に関しては、繰り返しお伝えしたかと考えますが、今回はその具体的な内容について少し触れてみたいと考えます。
どうやって暗記していくのかとのことですが、基本的に中学受験から大学受験までの間では、普通にすれば問題ないです。
何を言っているのかわからないと思われるかもしれませんが、子供の暗記能力は大人とは比べものになりません。そういった意味で普通にすればどんどん暗記できます。
私自身でいけば、暗記そのものの能力+やる気+ちょっとしたコツがピークだったのが中学3年生でした。
当時は漢文の白文(レ点など一切ふってないやつですね)を渡されて、自分でレ点ふった上で、書き下し文まできちんと書くことまでできていました。
中学受験の時点では、能力自体は高かったのでしょうが、やる気が不十分だったと思います。
それぞれについて解説していきます。
やる気に関しては、文字通りのやる気です。
正直、1回で暗記できるかといえば無理です。繰り返し繰り返しやることが大切です。
では、何回繰り返せばいいのかと言えば、覚えるまでです。
これを中学受験時代の自分は覚悟が足りなかったため、十二分にできなかったのを覚えています。
聖光に入学してからは、ここの覚悟のパラメーターが向上したため、確実に覚えられるまで繰り返すことができて成績向上につながったんだと考えます。
ちょっとしたコツに関しては、大きく2つあると考えます。
1つ目としては、繰り返しやすい方法を確立することだと思います。
蛍光ペンで線を引いたりなどありますが、最終的には緑のチェックペン+赤シートまたはオレンジのペン+赤シートが最強だと考えます。
2つ目としては、見て書いて読んで覚える、いわゆる五感をフルに活用しながら、覚えるやり方ですね。
上記の赤シートを使いながら、チラシの裏でも構いませんが、何度も書く。時として発音するこれが王道ですね。
3つ目としては、語呂などの活用です。
日曜テスト生になって初めて驚いて関心したのがこれです。
日本の小麦の輸入先トップ3はアメリカ・カナダ・オーストラリアなのですが、これを『アカをスリスリ』と覚えましょうと言われたときの衝撃、今でも忘れていません。
全く小麦と関係ないのにすぐに覚えました。今でも思い出せるくらいですしね。
中学受験生ならばこの程度の語呂でも十分ですね。
大学受験生、特に男子ならば、ちょっとエッチな語呂に限ります。
元素表の縦の覚え方、
2族:Be Mg Ca Sr Ba Ra(ベッドに潜れば、彼女のスリップバラ色だ)
17族:F Cl Br I At(ふっくらブラウス、私(I)がアタック)
こんな感じなやつですね。
これを応用していた某東進の古典の先生がそういうので逮捕された時には世の無常を感じましたけどね・・・(書籍に罪はないんです。)
この辺りの手法を使いながら、しつこく何度も何度も繰り返して覚えていきましょう。